「犬と一緒に泊まれる宿って、ふつうの宿より高いの?」——愛犬との旅を計画すると、まず気になるのが費用です。犬と泊まれる宿は、宿のタイプ・エリア・時期・追加のペット料金によって費用が大きく変わります。この記事では、ペット可ホテルから一棟貸しの貸別荘まで、タイプ別の1泊あたりの相場と、賢く安く泊まるコツを整理しました。予算のイメージづくりの参考にどうぞ。
なお、以下の金額はいずれも目安・相場です。時期・棟・プラン・最新の運用で変わり、料金やペット可否は変更されることがあります。予約前に必ず各宿の公式情報でご確認ください。
まず結論:犬と泊まれる宿の費用の考え方
犬連れの宿泊費は、大きく分けて「宿泊料金そのもの」と「ペットの追加料金」の2つで決まります。人の宿泊料金はふつうの宿とほぼ同じ水準ですが、そこに1頭あたり2,000〜5,500円ほどのペット料金が上乗せされるのが一般的です(無料の宿もあります)。
さらに、料金の「単位」がタイプによって違う点も重要です。ホテルや旅館は「1名あたり」で計算されるのに対し、一棟貸しの貸別荘は「1棟あたり」。そのため、人数が多いほど一棟貸しは1人あたりの負担が下がり、割安になりやすいという特徴があります。
- 宿泊料金の単位:ホテル・旅館=1名あたり/貸別荘=1棟あたり
- ペット追加料金:1頭2,000〜5,500円が目安。頭数で加算、無料の宿も
- 時期:連休・お盆・年末年始は平常期より2〜3割高くなりやすい
- 食事:素泊まり/朝食付き/2食付きで大きく変わる
タイプ別の料金相場(1泊あたりの目安)
犬と泊まれる宿を、代表的な4タイプに分けて相場を整理しました。金額は目安で、エリア・時期・設備で上下します。
| 宿のタイプ | 料金の単位 | 1泊の目安 | ペット料金の傾向 |
|---|---|---|---|
| ペット可ホテル(ビジネス・シティ) | 1名 | 8,000〜15,000円 | 1頭2,000〜5,500円 |
| ペット可リゾートホテル・旅館 | 1名(2食付が多い) | 15,000〜35,000円 | 1頭3,000〜11,000円 |
| ペット可ペンション・コテージ | 1名 | 10,000〜20,000円 | 無料〜1頭3,000円 |
| 犬と泊まれる一棟貸し(貸別荘) | 1棟 | 30,000〜80,000円 | 無料〜頭数で加算 |
おおまかには、手軽さならホテル、特別感なら旅館、気兼ねのなさなら一棟貸しという位置づけです。以下でそれぞれ詳しく見ていきます。
ペット可ホテル(ビジネス・シティホテル)
もっとも手軽なのが、ペット同伴プランのあるビジネス・シティホテル。1名8,000〜15,000円ほど+ペット料金で、素泊まりや朝食付きが中心です。観光やイベントのついでに犬と泊まりたいときに便利ですが、部屋のなかで過ごす前提のため、犬を自由に遊ばせる庭やドッグランはないことが多い点は理解しておきましょう。
ペット可リゾートホテル・温泉旅館
愛犬同伴ルームや専用フロアを備えたリゾートホテル・旅館は、1名15,000〜35,000円ほど(2食付が中心)とやや高め。そのぶん食事やアメニティが充実し、記念日や特別な旅に向きます。ペット料金も1頭3,000〜11,000円と幅があり、大型犬や多頭だと加算が大きくなりがちなので、事前確認が欠かせません。
ペット可ペンション・コテージ
アットホームな雰囲気のペンションや、独立した建物のコテージは1名10,000〜20,000円ほど。ペット料金が無料〜控えめな宿も多く、コストと過ごしやすさのバランスがよいタイプです。コテージなら他の宿泊客と顔を合わせにくく、犬連れの気兼ねも少なめ。少人数の犬連れ旅にちょうどよい選択肢です。
犬と泊まれる一棟貸し(貸別荘)
一棟をまるごと借りる貸別荘は1棟30,000〜80,000円ほど。専用ドッグラン・温泉・プールなどを備えた高規格の宿になると、1棟100,000円を超えることもあります。単位が「1棟」なので、家族やグループでシェアすれば1人あたりは意外と割安。犬をリードなしで遊ばせられる貸し切りの安心感は、このタイプならではです。
ペットの追加料金はどれくらい?
犬連れならではの出費が、宿泊料金に上乗せされるペット料金です。相場は1頭2,000〜5,500円程度ですが、宿によって考え方はさまざまです。
| 料金タイプ | 内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ペット料金 無料 | 頭数を問わず追加なしの案内 | 多頭飼い・コスト重視 |
| 1頭ごとに加算 | 1頭2,000〜5,500円×頭数 | 1〜2頭での利用 |
| 2頭目まで無料・3頭目〜加算 | 少頭数は割安、多頭で増える | 2頭までの家族 |
| 1室(1棟)あたり定額 | 頭数によらず一定額 | 多頭でまとめて泊まる |
とくに多頭飼いの家族は、頭数ごとの加算がかさむと割高になりがち。「ペット料金無料」や「1棟あたり定額」の宿を選ぶと、費用を抑えやすくなります。体重やサイズで料金が変わる宿もあるため、大型犬の場合は必ず確認しましょう。
時期で変わる料金 ── 繁忙期と閑散期
宿の料金は、時期によって大きく上下します。犬と泊まれる宿も例外ではありません。
- 繁忙期(GW・お盆・年末年始・連休):平常期より2〜3割ほど高くなりやすく、人気の一棟貸しはすぐ埋まります。
- ハイシーズンの土曜・祝前日:週末料金が設定され、平日より高いのが一般的です。
- 閑散期・平日:夏と冬のあいだの端境期や平日は、比較的リーズナブルに泊まれます。
愛犬にとっても、混雑した時期より人の少ない平日・オフシーズンのほうが落ち着いて過ごせることが多いもの。費用と快適さの両面から、あえて繁忙期を外すのは賢い選び方です。
犬連れ旅を安く泊まるコツ
ポイントを押さえれば、犬と泊まれる宿でも費用を抑えられます。
- 平日・オフシーズンを狙う:繁忙期を外すだけで数千円〜変わることも。
- 一棟貸しを人数でシェアする:1棟料金を割れば1人あたりは割安に。
- ペット料金無料・定額の宿を選ぶ:多頭ほど効果が大きい。
- 素泊まり・朝食のみのプラン:食事を近隣や持ち込みにすると節約に。
- 早割・連泊割・公式直予約特典:条件が合えばまとまった割引に。
とくに「一棟貸しを大人数でシェアする」のは、犬連れならではの節約術。専用ドッグラン付きの一棟貸しでも、4〜6名で割れば1人あたりはホテル並みに収まることも珍しくありません。
「トータルの費用」で考えると見え方が変わる
1泊あたりの料金だけを見ると、犬と泊まれる宿は「少し高い」と感じるかもしれません。ですが、年に何回通うか、という長い目で見ると印象は変わります。毎回ちがう宿を都度予約すると、そのたびに宿泊費とペット料金がかかり、人気宿の予約競争にも巻き込まれます。
一方で、犬連れ旅を「これから何度も続けたい」と考えているなら、宿タイプの選び方だけでなく、継続的に通うことを前提にした費用設計も検討する価値があります。次章で、その一例を番外編として紹介します。
番外編:繰り返し通うなら「会員権型シェア別荘」という考え方
お気に入りの宿ができると、「また同じ場所に通いたい」と思うもの。でも都度予約はそのたびに費用がかさみ、繁忙期は予約も取りにくい。そこで費用の見通しという観点で選択肢になるのが、番外編としての「会員権を買って全国の別荘を会員として使う、会員制シェア別荘」です。

このタイプは初期にまとまった費用(会員権)がかかる代わりに、宿泊のたびに費用が積み上がりにくく、長く通うほど1回あたりの見通しが立てやすいのが特徴です。「繰り返し通う」タイプには、会員権型のシェア別荘のほか、会員制リゾート(東急バケーションズ、リゾートトラスト エクシブ/Grande など)や月額サブスク型(SANU 2nd Home など)もあり、犬連れ向けかはペット可の拠点があるかで見極めます。費用の考え方でいうと、会員権型のなかには毎年の年会費・維持費がかかるものと、維持費・年会費のかからない一時金型のものがあり、たとえば FEEEP RESORT は後者のタイプ。ペット可の施設を含み、九十九里の一部拠点には約200㎡の専用ドッグランもあるとされます。ただし施設ごとにペット可否・条件は異なり、初期費用は原則戻らないため、「年に何回通うか」とあわせて検討したいところ。各サービスの違いや選び方は犬と泊まれるシェア別荘という選択肢で、月額・会員権を横断した比較は犬と使える会員制・サブスク型サービス比較で整理しています。
本記事の料金・ペット料金・条件は、一般的な案内をもとにした目安・相場です。エリア・時期・棟・プランで変わり、変更されることがあります。会員制サービスの料金・ペット可否・条件も各社で異なります。予約・契約前に必ず各宿・各社の公式情報をご確認ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 犬と泊まれる宿は、ふつうの宿よりどれくらい高いですか?
人の宿泊料金はほぼ同水準で、そこに1頭あたり2,000〜5,500円ほどのペット料金が上乗せされるのが一般的です。ペット料金無料の宿もあります。
Q. 一棟貸しとホテル、どちらが安いですか?
少人数ならホテル、大人数なら一棟貸しが割安になりやすいです。一棟貸しは「1棟あたり」料金なので、人数で割ると1人あたりが下がります。
Q. 多頭飼いだと料金は高くなりますか?
頭数ごとに加算する宿では高くなりがちです。「ペット料金無料」「1棟あたり定額」の宿を選ぶと、多頭でも費用を抑えやすくなります。
Q. いちばん安く泊まれる時期はいつですか?
連休・お盆・年末年始を外した平日やオフシーズンです。料金が下がるうえ、混雑が少なく愛犬も落ち着いて過ごせます。
まとめ ── 費用の全体像をつかんで、賢く犬旅を
犬と泊まれる宿の費用は、宿タイプ・ペット料金・時期の3つでほぼ決まります。手軽なホテル、特別感のある旅館、気兼ねのない一棟貸しと、予算とスタイルに合わせて選びましょう。多頭ならペット料金の仕組み、大人数なら一棟貸しのシェアがコストのカギです。これから何度も通いたいなら、番外編の犬と泊まれるシェア別荘という選択肢も含めて、長い目での費用も考えてみてください。宿タイプごとの選び方は犬と泊まれる一棟貸し別荘の選び方もあわせてどうぞ。最新の料金・条件は必ず公式でご確認を。


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